小菅村では新年一発目の地区行事として「お松焼き」があります。
お松焼きは全国では「どんど焼き」とも言われていて、正月の松飾を1月7日に集めてやぐらを立てて小正月頃に燃やし、その火で焼いた団子を食べると、その年の一年は風邪をひかないと言われています。
小菅村では各地区(8地区)でお松焼きが行われます。
やぐらづくり
僕が住んでる小菅村田元地区では、12月23日(日)に大人たちでやぐらづくりを行いました。
真ん中に立っている竹もすぐそばにある竹林から切ってきたものを使っています。
6メートルくらいの竹を使用。
やぐらの中に杉っ葉を詰めていきます。
ぎっしり杉っ葉を詰めておくとお松を焼く際に中からよーく燃えるんです♪
やぐらづくりはここまでです。
お松づくり
年が明け2019年1月7日(月)、子どもたち~おばあちゃん、おじいちゃんと地区の人たちが集まって、お松づくりをしました。
用意していたヒノキの葉っぱを年末に作ったやぐらに刺していきます。
まずは下からヒノキの葉っぱを盛り付けていきます。
中の枝や枯れた杉っ葉を隠すように。
松飾りをつけたら完成!
立派なお松ができあがりました。
あとは本番を待つのみ♬
お松焼き
1月14日(月・祝)いよいよ本場です。
昨年の12月23日(土)にやぐらを立て始めてから3週間、ついにお松焼き本番当日を迎えました。
開始前に無病息災を願うのに必需品のお団子を作りました。
小菅村に来て4年目、初めてのお団子づくり。
なかなか可愛いお団子ちゃんたちが出来上がり♬
そして16:00ついに待ちに待った点火です。
もくもくと白い煙を出して燃え始めました。
風もなく、炎がきれいに舞いがっていました。
どこの地区の方も言っているのかも知れませんが、
田元のおじちゃん達が「田元のお松が一番大きくて一番立派だ!」とおっしゃていました。
最後はこの火で焼いたお団子を食べて無病息災を願いました。
子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで地区の人と顔合わせる機会はとても貴重で、火を囲みながらワイワイできるお松焼きは楽しいです。今年も1年健康で楽しく暮らしたいものです!
2016年に事務局長の石坂が書いた「お松焼き」ブログはこちら
http://npokosuge.jp/blog/1035