むらづくり

NPO法人多摩源流こすげのスタッフは、各人のスキルや経験を活かして、小菅村民のお困りごとを解決したり、様々なご要望にお応えしています。
NPOスタッフは、村民の皆様が『もっと小菅村を好きになる』ように、地域に貢献していきます。

こすげ仕事図鑑(担当:石坂

こすげ仕事図鑑

小菅村で縫い物の仕事をしている「奥秋縫製」のみなさん。


道の駅こすげ展示
「こすげ仕事図鑑」とは小菅村内で仕事をする人を網羅的に取り上げ、仕事の内容・やりがい等を伺い、まとめたものです。「こすげ仕事図鑑」は現在、道の駅こすげのふれあい館にて展示を行っています。

村の子が村の仕事を知る

小菅村の子ども達を対象に行ったアンケート結果、「村に(就きたい)仕事がない」「村で仕事がしたくない」そんな声を聞きました。確かに、子ども達が夢を見るような職業や、就きたい職場が無いのかもしれません。

しかし、村には農業や林業を始め製造業、建設業、温泉施設などいくつもの職場があり日々多くの人が働き、また私たちの様な移住者も村ならではの働き方を創造しながら「小菅村」で働いています。

そんな村の中で働く人たちや職場を紹介し、ぜひ多くの子ども達に知ってもらい、そしてその中から一人でも「小菅村で働きたい」と思ってくれる様な子が出てきてくれると嬉しいです。

移住者が村で仕事を見つける

多くの移住する方にとって村の仕事や職場とは、どの様な職場があり、どの様な雰囲気で仕事を行っているのか不安に思ったり、なかなか伝わらないものです。そんな移住を希望する方にとっても、少しでも「小菅村での仕事」が身近に感じでもらえ、移住の後押しになればと思っております。

「こすげ仕事図鑑」はまだ制作途中ですが、年度内に聞取りと制作を終えて、来年には多くの子ども達、村民、移住希望者の方々へ披露できるように取り組んでいきたいと思います。

これからの生業とは何か

村には自分の特技を活かして起業した方や、先代の仕事を受継ぎ村へUターンしてきた方もいます。そして、現在は多くの都会出身者が小菅村の環境に憧れ移住してきて働き始めました。70年前には炭焼きや養蚕などが村の仕事として存在しており、現在では製造業や建設業、サービス業へと村の仕事と劇的に変化してきました。

そしてこれから数十年先にはどんな村でどんな仕事をしているのでしょうか?

この仕事図鑑を通して、産業の推移を記録しながら、その仕事に携わる人の想いを伝えていければと思います。

鳥獣害対策(担当:鈴木

獣害対策

猿の群れを確認するための、テレメトリー調査


近年、全国的にシカやサル・イノシシなどの野生動物による農林業被害が増えて深刻な問題になっています。源流部にある小菅村は畑が森に囲まれている場所も多く農作物被害にあいやすい環境です。

しかし自分達で食べる自家消費用や村外に暮らす子供や孫の喜ぶ顔をみたくて農業を行っている人達が多い小菅村では、多くの労力と時間が掛かってしまう被害対策は十分に行えない畑が数多くあります。

私達は村民の生活や生き甲斐を守り、豊かな自然と共に暮らしを営めるように、行政と連携を取り次の鳥獣害対策に取り組んでいます。

サル対策

追払い
・テレメトリー調査:群れのサルに発信器を装着し行動を追って、群れの行動範囲や季節によってどの場所を好んでいるかを調べています。
・目撃情報の収集:小菅村村内で目撃された情報の収集を行ない、村内に生息するサルの情報の蓄積をおこなっています。
・追払い:サルにとって地域を餌場にしないことが重要です。日頃からしつこく追払いをおこない、集落にいると恐い、人が恐いと思わせる必要があります。その為、テレメトリー調査の際や目撃した時に動物用駆逐煙火を使用し追払いをおこなっています。

シカ対策

シカ対策
・捕獲:集落周辺の山で罠による捕獲をおこなっています。
・ライトセンサス調査:ライトセンサス調査とは夜間に林道や農道を車で低速走行しながら、前方と左右をライトで照射し、哺乳動物の姿や目の反射をもとに種類・頭数を調査する方法です。 村内に生息するシカの生息密度を調べるため、定期的にライトセンサス調査をおこなっています。

普及啓発

村内の広報や高齢者の集まりなどで話し、鳥獣害についての情報や対策の普及啓発に取り組んでいます。

パソコンサポート(担当:

PCサポート

パソコンで困っている人の現場まで行って、問題解決の支援をします。


小菅村の村民、中小企業のパソコンのお困りごとを、電話ひとつで現場に駆けつけ解決の支援をしています。スタッフの森は元々東京でシステムエンジニアの仕事をしており、日々パソコンと向き合っていた経験を活かして、村民の様々なパソコンに関するご要望に応えています。

村民の方からはパソコンが動かない、インターネットに接続できない、プリンタが使えないなど、様々な問題をご相談頂き解決しています。またスマートフォンの使い方や、パソコン購入の相談などにも応えています。
村内の事業者の方からはホームページに不具合がある、業務用アプリケーションが動かない、ハードディスクの交換などのご相談を頂いています。

森の経験を活かして小菅村の皆様に貢献できる仕事なので、小菅村に在住の方は、困ったことがありましたら、お気軽にご連絡頂ければと思います。

情報発信(担当:中村

DJ baytaro

小菅村のイベント情報や、暮らしぶりをDJ baytaroが『楽しくゆるく』発信してます


当NPOの目標は「小菅村を好きになってくれる人を増やす」こと。SNS(facebook,twitter)、ブログはもちろん、動画サイトyoutubeにてリポーターDJ baytaro(ベータロー)としてNPOの活動やイベント、村の様子などを動画で配信しています。

Youtubeの番組名は「GENRYU SUNRISE」。小菅村のことを沢山配信して、「小菅村って面白いじゃん!」「こんな体験したい。行ってみようかな?」と小菅村のことを知ってもらうべく、ゆ~るく、面白く情報を発信していきます!関東平野の街で育った僕だからできる、初めての農山村地域での暮らしでの感動・初体験をお伝えしていきます。是非皆さんご視聴ください!

また、NPOの会報誌「い~あんばい」の編集も担当しています。村外の方だけじゃなく、村内の地元の方も「自分たちの村っていいじゃん!」って思ってもらえるように小菅村の魅力を伝えていきたいと思います。

村内学習支援(担当:寺田

英会話教室

ALTのジェームズ先生と一緒に、村民向けの英会話教室を実施中


隔週月曜日に、村民向け「英会話教室」をスタッフの寺田と小菅村ALT(Assistant Language teacher, ネイティブの英語教師)のジェームズの二人で運営しています。この英会話教室では、文法など小難しい内容ではなく、実用的で簡単なフレーズや小菅ならではの単語・表現をゲームも交えながら楽しく学んでいます。

参加者は年齢も様々、参加の動機も様々です。海外に行く予定がある方もいれば、単に興味があるからといって参加してくださる方もいます。英語のレベルや動機に関係なく、多くの人に楽しんでいただければと考えています。

その他にも当法人では、多摩川源流大学の一部講義を村民向けにも開放するなど様々な「学び」に関わる活動を行っています。普段は村の方々から教わることが多い当法人スタッフですが、こういった機会によって「学び合う」場作りができればと思います。