お松焼き

お松焼き

11日に白沢地区のお松焼きが例年通り行われました。
この様な行事は日本全国各地で行われている様ですが他の地域では「どんど焼き」「左義長」などと呼ばれているそうです。

 お松焼きは正月の松飾を1月7日に集めてやぐらを立てて小正月頃に燃やし、その火で焼いた団子を食べると、その年の一年は風邪をひかないと言われています。お松焼き当日には地区の老若男女が集う正月初めの一番大きな地区行事となっています。
 
 また小菅村ではお松焼きの松飾りを集めたり、お松づくりも中学生以下の子ども達のみで行う行事だったようですが、小菅では子どもが少なくなってきているので、今では地区の大人たちも手伝いながら、お松作りを行っています。

ここ源流大・NPOのある白沢地区のお松焼きには、移住した初年度から参加しており、毎回お松が完成したときには、集合写真を撮っています。

これが9年前のお松完成時
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今年の、お松完成時
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この写真の違い。
そうです、白沢地区では中学生以下の子ども参加がなくなってしまった!(地区内に住んではいるけど、高校生になり部活で忙しいそうです。)
小菅村には昨年多くの移住した家族により、小中学校の児童生徒数が増えたようですが、地区によっては移住者の居ない地区はやはり子どもが少ないのを肌で感じます。

さて、1月11日のお松焼き本番では、多くの地区の住民の各家庭で作った団子をリョウブという木に刺した枝を手に持ち集まりました。
いざ、お松に火をつけると、適度に油分を含んだ桧や杉の葉は、パチパチと音を立てながら勢いよく炎が上がります。
おき火となったところで、団子の花が四方から延びてきてゆっくりと程よく焼き上げていきます。

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皆で団子を焼きながら「今年はあったかいな~」「○○のところが壊れてんべぇ」とか、いろんな話を聞いたり聞かれたり・・・
何気ない話の中で、地域のことや地区の歴史など色んなことを毎年教えてもらったり、お願いさせてもらったり、地域の大切な場なのを感じました。

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