不確定な世の中ですが、未来への投資は惜しみなく!
ということで、キノコの菌付けを行いました。
タイトルにはとても大きなことをする感じに書いてあります
が、キノコの菌付けが未来への投資です。
キノコの場合はその年に採れることはほぼ無く、確実に取れるのが翌年から!
ってこともあり、この時期に未来への投資として、来年に美味しいキノコが採れることを願い、作業を行いました
本来であれば、学生さんや多くの支援者の皆さんと作業を行う予定でしたが、このご時世なので大人数での作業は延期としました。また来年やりましょう。
さぁ作業開始
今回は、「ヒノキ間伐材※1でナメコ」を作るという方法をやってみたいと思います。
一般的には「キノコ=広葉樹※2」ということで、村の人はヒノキなんかに菌付けする人はいないのですが、そこを挑戦し実験し検証していくのが、私たちの使命でもあります!
なにごとも「やってみて、考える」
未来は、自分たちの手の中にある!
ということで、
材料の準備
去年、間伐し日陰に置いてあったヒノキを、昨日15㎝に玉切り。
今日はひたすら玉切り!
薪ときのこ用ホダギ作りです。間伐をすれば森が健康になるし、間伐材は資源として活用できる。
良いことずくめですね!! pic.twitter.com/7ygStrFCa5— ぼんちゃん (@bonko_kosuge) April 6, 2020
菌付け
その断面に、種菌※3のナメコ、水、コメ、オガ屑と混ぜたグチョグチョの混合物を、丸太でサンドイッチ
サンドした部分をラップで包み(保湿)、日陰において仮伏せ※4(6月末ぐらいまで)を行います。
菌が回ったら本伏せ※5(畑か森の中に埋める)を行いたいと思います。
上手くいけば、今年の秋には美味しいナメコが取れるようです。
参考
今回参考にしたのが、以下のサイトと本です。
ヒノキの間伐体験の時には、ぜひ活用してみていはいかがでしょうか?
マイナビ農業
https://agri.mynavi.jp/2019_03_22_64828/
別冊 現代農業
現代農業別冊 農家が教える 痛快キノコつくり(2019年10月号)
http://shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_54019127/
※1 間伐材とは、木の成長過程で密集するのを防ぐため間引く作業で出た木材のこと。
※2 葉が広く平たいサクラやケヤキ、ブナなどの木の種類。スギやヒノキ、マツは、針葉樹。
※3 種菌とは、キノコの菌糸を充満させたもの。今回は日本農林種菌株式会社から購入しました。
※4 菌付けした木(原木)と種菌をしっかりと活着させるための作業および期間。
※5 菌を原木に充満させ、キノコを発生させるために行う作業。