2026年1月25日(日)、多摩川源流大学(小菅村白沢地区)にて、地域の伝統行事である「天神講」を開催しました。
今回は、地域の子供たちから大学生、そして講師となってくださった地元のお母さん方まで、総勢28名の皆様にご参加いただきました 。世代を超えた交流と、小菅村に伝わる食文化を体験する貴重な1日となりましたので、その様子をご報告します。
天神講(てんじんこう)とは?
「天神講」とは、学問の神様として知られる菅原道真公(天神様)の命日にあたる25日に、子供たちの学業成就や書道の上達を願って行われる行事です。
昔から子供たちが集まり、掛け軸をかけた前で習字をしたり、みんなで食事を作って食べたりする風習がありました。
ここ小菅村でも子どもがいる各地区で開催されていますが、少子化の影響で途絶えたり、開催していない時期もあったようです。
源流大の白沢地区では、昨年から源流大を会場として、地域の文化を次世代につなぐため、開催しました 。
地元の「食」を受け継ぐ調理体験
午前中は、地元のお母さん方を講師に迎え、伝統料理の調理からスタートしました 。
今回のメニューは、天神講の時に食べられていた以下の3品です。
けんちん汁(源流大バージョン):大根、人参、ごぼう、里芋、じゃがいもなどの根菜に加え、豆腐やちくわ、舞茸など具だくさんの汁物です 。大きな鍋で炒めてから煮込むのが美味しさの秘訣です。
かてめし:野菜を油で炒めてご飯に混ぜ込む、この地域の郷土料理(混ぜご飯)です 。
おぼた:もち米とうるち米を混ぜてついたお餅に、きな粉をまぶしたものです 。
地元の先生方の手ほどきを受けながら、学生やスタッフも一緒になって野菜を切ったり、炒めたり。大きな鍋で40人分を一気に作る工程は迫力満点でした 。
筆に願いを込めて
料理が煮込まれるいい匂いが漂う中、子供たちは2階の大教室で習字を行いました 。
筆を手に真剣な表情で半紙に向かう子供たち。書き上げた後は、みんなで白沢地区にある天神様の祠(ほこら)へお参りに行き、学業成就を祈願しました 。
世代を超えた賑やかな食卓
お昼には、みんなで作った出来たての「けんちん汁」と「かてめし」を囲みました。
保育園児から小学生、大学生、そして地域の先輩方まで、一つの食卓を囲む時間はとても賑やかで温かいものでした 。自分たちで作った料理の味は格別だったようで、おかわりをする姿も見られました。
午後は、おやつとして「おぼた」作りを行いました。炊きあがったご飯ともち米を茶碗で取り、ラップで丸めてきな粉をまぶします 。一人一個ずつ作り、甘くて香ばしいきな粉の味を楽しみました。
終わりに
今回の天神講は、単なるイベントではなく、地域のお母さん方から子供たちや若者へ、料理の手順や行事の意味といった「生きた知恵」が受け継がれる素晴らしい機会となりました。
多摩川源流大学では、今後もこうした地域資源や食文化を活用した体験プログラムを通じて、多世代が交流できる場づくり(地域交流拠点)を目指してまいります 。
ご協力いただいた講師の皆様、参加してくださった皆様、本当にありがとうございました!






