川の源流から、豊かさを学ぶ「多摩川源流大学」
私たちの取組は
「食べ物や暮らしの根源を、体と心で実感し、生きるための実践力をつける」
ことを狙いとしています。
ビジョン
人から聞いたり見ただけで理解したつもりになりがちな「もの」や「情報」に溢れた現代社会において、暮らし・食の根源を体験することは、とても難しくなっています。多摩川源流大学は、多様な文化、自然、人材が一体化する源流域、小菅村で行われる体験学習を通して、本物に触れ、根本を知る学びの場と気づきのきっかけを、すべての人へ提供することが最大の目的です。ここには「自分独りでは何も分からない」ということが「分かる」、実践力を与えてくれる授業があります。積極的に小菅村や他の源流域での体験プログラムを発信し、大学や県といった垣根を越えて、より多くの方々が参加できる環境を整えてまいります。
ミッション
知識だけでなく、生きた知恵を次世代へ
源流域での体験学習を行うことで、その地域に係る住民と学生、また上下流域に暮らす人たちの交流を促し、お互いに無いものを補える流域全体の繋がりや、豊かな源流資源の活用を意識できる人材の育成、コミュニティづくりを図り、ひいては農山村の「地域おこし」を目指します。目先ではなく100年後の日本の循環型社会を実現するための知恵を、着実に継承していきます。
源流大学で学べること
春、新緑が芽吹く頃に畑を耕しジャガイモなど、さまざまな野菜の種を撒きます。夏になると冷たい源流の川に入り、水に棲む生き物や植物について学び、秋はいよいよ待ちに待った収穫です。冬になると畑の片付けと、長い冬を乗り切る保存食の準備などを行います。このように村での生活は全てが教科書で、学ぶことがたくさんあります。
土地にあった農機具や作業などを学ぶため地域の人々を先生に迎え、都会では体験できない地域の生業をまるごと体験することができます。
源流大はどなたでも参加OK
- 小学生から大学生まで
- 子どもからお年寄りまで
- 個人から団体、企業まで
多摩川源流大学では年間を通し「源流はたけの学校」「水源の森再生プロジェクト」など一般の方も参加できるさまざまなプログラムも行っています。詳細のプログラムについては下記の多摩川源流大学の特設ホームページをご覧ください。
また、企業の新人研修の受け入れや、社員のご家族も参加できる保養プログラム等もコーディネートいたします。
大学受入実績
大学 | 活動内容 |
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東京農業大学 | 2006年から源流域の知恵を学ぶため、農業体験・林業体験・景観整備体験・源流文化体験を学ぶ人材育成プログラムを開始。年間累計2000人ほどの学生が小菅村に学びに来る。 |
中央大学 | 2014年から地域活性のビジネスモデルを学ぶためにゼミ単位で村内で活動。地域の課題と都市のニーズを結びつけることによって、地域を活性化する仕組み作りを行っていた。2019年に中央大学と小菅村で交流・連携に関する協定を結び、ソーシャルアントレプレナーシッププロジェクトとして正式な授業となった。 |
法政大学 | 2017年に大学と小菅村で交流・連携に関する協定を締結。これからの持続可能性な社会の在り方について現場で学び考える場として、村内各地の施設訪問・ヒアリング、行政の取組み等を学んでいる。また、10日間程度のインターンを受入れも行っている。 |
ホームページ
多摩川源流大学:http://genryudai.jp/