小菅小学校の教育について vol.1

小菅小学校の教育について vol.1

小菅村は人口740人ほどの小さな村ですが、小学生が28名おり、小学生が通う学校も小菅村内にあります。小さな村だからこそできる教育を、小菅小学校勤務の先生方に伺いました。今回から三回に渡り小菅小学校の教育の特色をお伝えしていきたいと思います。

小菅小学校の概要

小菅小学校は明治7年開校し、約140年の歴史を持つ伝統校です。明治15年には白沢分校,21年には長作分校が設置され,これまでに,約3560名の児童が小菅小を巣立っています。少子化による児童数の減少により,平成4年に長作分校が、また平成18年に白沢分校が廃校となり現在は28名の全校児童の学校となっています。

白沢分校

旧白沢分校

小菅村の村民は教育に熱意があり、学校教育への期待と信頼を寄せています。そのため、村の予算も教育と福祉に優先的に配当し、就学に関わる各種補助やコンピュータとその関連機器の整備等、教育環境の整備に力を入れています。

コンピュータールーム

コンピュータールーム

子どもたちの机や椅子は県産材の木材を使って作られており、木と郷土のぬくもりを感じる教室で学習環境の充実が図られています。また、屋内プールや体育館など体育施設も充実しております。これらのことは、教職員にとっても、子どもたちを指導するのに大変ありがたいことだと言っていました。

小菅小学校の机

机と椅子は県産材の木材を使い、小菅村のロゴが入っています。

小菅小学校の学校教育目標は、「ふるさと小菅村を愛し、自主・自立の心に満ちた、未来に夢を育む児童の育成」であり、教職員も地域の一員として日々子どもたちの成長のために、地域と一体となって子どもたちの教育を行っています。

少人数教育

小菅小学校の最も特徴であることが、少人数教育によるきめ細かい指導です。5人ほどの各学級では、常に担任は子どもたちに目を配り、個に応じたきめ細かな指導を行うことができます。子どもたちの発言など表現の場が多く、学校内や学級内での役割も明確で、一人一人が自信と責任を持って学校生活を送っているようです。

また、本来規定では複式授業が存在してしまう所も、村負担の独自の採用により、2名の教員を雇い、複式授業が解消されています。村での独自教員採用によって,より教員一人一人が、じっくり子どもたち一人一人を見て上げることが出来るほか、教職員同士の綿密な打ち合わせや、教材研究の充実が可能となり、少人数教育の質も日々高まっているそうです。

各学年

小菅小学校は少人数ですが、複式授業はありません

若い教職員も多く、休み時間や放課後など多くの時間を子どもたちの個別指導のみならず、子どもたちとともに身体を動かし遊ぶことが多いようです。

次回は小菅小学校の教育の特色についてお伝えします。小学校の日常は下記のブログで発信していますので、ぜひご覧下さい!

■小菅小学校ブログ
http://blog.goo.ne.jp/kosuge0233

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