地域おこし協力隊等初任者研修に行ってきました!

地域おこし協力隊等初任者研修に行ってきました!

昨年4月に地域おこし協力隊(以下協力隊)となり、まもなく1年が経過します。

小菅村で様々なことを体験してきましたがそもそも協力隊について学ぶことはほとんどありませんでした。

また他地域の協力隊はどんな活動をしているのか。

共通点や相違点などを学ぶことによって自分の活動に活かせるのではないか。

そんな思いで初任者研修に行ってきました!

 

そもそも地域おこし協力隊とは

地域おこし協力隊は平成21年度に創設され、平成30年度には5500人を超え今も増え続けています。

都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を移して生活拠点を移した者に委託され、協力隊員は一定期間地域に居住し「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取り組みです。

「地域協力活動」は地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の支援や、農林水産業への従事、住民の生活支援など様々です。

活動期間はおおむね1年から3年で、協力隊卒業後は起業や地域に就職する人もいれば、まったく別の場所で働く人もいます。

3年間の任期を終えた協力隊員の約6割が任期終了後も地域に定住しているそうです。

 

地域づくりの足し算と掛け算

地域作りには「足し算の支援」(寄り添い型支援)

「掛け算の支援」(事業導入型支援)があります。

私が地域おこしと言われて一番に思い浮かべたのは商品開発や雇用の創出でした。

これらは全て「掛け算の支援」です。成功したときは大きく取り上げられとても大切なことですが、地域力がマイナスの状態で行うと成功しません。

地域力を上げるには地味で目立った成果は見えにくい「足し算の支援」がとても大切です。

地域コミュニティへの参加など、住民に寄り添い小さな成功体験や共通体験を行っていくことで共通認識を持ち、地域力を上げていくことができます。

地域力がプラスになったところで「掛け算の支援」を行えばより成功しやすく、地域の持続可能性に向けた仕組みづくりができるのだと学びました。

 

研修に参加してみて

ワークショップや先輩協力隊の活動事例などまだまだ紹介できていない内容もありますが、全てを含め今回の研修に参加して多くの学びがありました。

他地域の協力隊の活動は、獣害対策の狩猟を専門とする人・リンゴ農家を目指し活動する人・商品のブランド化を進める人など十人十色でした。

実に様々な活動がありましたが、どの活動においても共通する大切なことは

「地域に根差すこと」。

参加者の中には活動が思うように進まなかったり行政とぶつかったりした方もいましたが、もしそうなった場合でも地域の方の理解を得ることで困難を乗り越えることができるのではないかと感じました。

これからは更に「地域に根差すこと」を目標に活動をしていきたいと思います。(盆子原)

 

 

 

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