8月6日~14日までの9日間「地域づくりインターンの会」からインターンの学生が3名村を訪れた。
亜細亜大学の左から宮野幸音・星野まどか・上野彩音
今回は毎年夏に行われる「多摩川源流体験」のサポートスタッフとしてインターンに来てもらった。
初日は三ケ村箭弓神社の祭典の手伝いを行った。
初めてみる伝統芸能にくぎ付けになったのか緊張していたのか鋭い目線で獅子舞を見ている学生たちであった。そして夜の祭典では三人にもゲストにも寸劇に出てもらった。初日から大勢の村民の前に出て疲れたことだろう。
多摩川源流大学実習
3日目は東京農業大学の人材育成プロジェクト「多摩川源流大学」の実習に同行してもらった。初めての農作業。
土に触れることや虫が出ることに慣れてなかった為、虫が来るたび大騒ぎしていた。それとは対照的に東京農業大学の学生たちはバッタをつかえたり、カマキリを触ったりして実習を楽しんでいた。慣れないインターン3人に農大生がリードして一緒に農作業していたのも印象的だった。
最終日には「じゃがいもは一株10個ついているのだよ!」とインターン生同士で確認しながら話してました。
宮野は「土いじりは苦手だが、こうして野菜を育ててくれる人がいるから、自分たちはサラダを食べることができるんだなぁ」と実感していました。
4日目はいよいよ源流体験。
多摩川源流大学の実習が終わりホット一息
綺麗なお姉さんおススメの道の駅こすげのソフトクリーム(小250円・大350円)
フレーバーはバニラ・グレープ・ミックスの3種類を用意しております。
道の駅こすげhttp://kosuge-eki.jp/
サロンきぼう
5日目は高齢者の憩いの場「サロンきぼう」にお邪魔した。
サロン希望は介護保険を必要としない高齢者の方が集まり、体操をしたり、簡単なものづくりをしたり、おしゃべりを楽しんだりするサークルのようなところである。
ここでも3人緊張しながらも、今回サロンに通う高齢者が誕生月であるというこで誕生日会を行った。
そこで、インターンの一人宮野はずっとダンスをしていたということで、踊るが好きな協力隊中村と共に「祝いの舞」としてジャズダンスを披露した。
インターン宮野と地域おこし協力隊中村でジャズダンスを披露
サロンの人達も喜んでくれて、自分が楽しいことを人が喜んでくれることにインターン生も少しホットした気がした。
その夜、この日はインターン星野の誕生日。サプライズで誕生日会を行った。
まだ、心の距離があったインターン生と受入れ側ではあったが、サプライズを共有したということで一体感が生まれ心の壁が少しとれたかのようだった。
6日目 7日目は源流体験
子どもたちの笑顔や無邪気さに笑顔で対応するインターン生。
控え目に控えめにと秘書の様にあまり目立たずサポートするインターン生であったが、最後の源流体験では、2メートル程ある高さから川にダイブするインターン生の姿を見ることができ、何かふっきれたかのような感じであった。
8日目 橋立地区の八幡神社祭典の物販手伝い。
最終夜ということもあり、堅かった表情は笑顔で販売に努めた。
ずっと3人で固まっていたインターン生はやっと色々な人と個別に絡むことができたらしい。
最終日
最後に感想を述べてもらった。
宮野「ずっと実家に住んでいてコンビニもないところで暮らせるか不安だった。都会から来て田舎を知ることから スタートしたので、凄く大変だったけど知らない世界を知れた。」
星野「地元も田舎なので、田舎対するハードルは高くなかったが、共同生活をしたことで自分の役割・ポジションを 知ることができた。また、地元と比較することもでき、改めて地元を考えるきっかけになった。」
上野「9日間すごく長いと思っていた。でもあっという間過ぎて慣れたころに終わってしまって寂しくなった。さよなら ではなくて、行ってきます。また来ます」
とそれぞれの9日間の生活を語ってくれた。
地域づくりインターンの会でも田舎に興味があって来る人、学校の必修単位で来る人とぞれぞれだと思う。
今回のインターン生は地域づくりをしたというよりは、自分の見つめ直すきっかけとなった9日間だと思う。3人とも自分達の想いが伝えきれなかったことも沢山あったそうで、担当者としてもっと彼女たちの引き出しを出すべきだったのかもしてないが、これからがスタートだと思う。
「また来たい。」と思って小菅村に再訪する機会があったら、心から「おかえり」と言いたい。
2年目のインターン担当も反省と成長できたものとなった。