小菅村の資源を活かした探求型学習を実施しました。

小菅村の資源を活かした探求型学習を実施しました。

 小菅小学校、中学校の児童生徒の皆さんに、小菅村の資源や文化を活かした探求型学習のイベントを開催しました。小菅村で農業や自然環境、文化について、自分たちに身近なものとして感じ、記憶に残るよう、肌で触れる体験をしてもらいました。それらの伝統がなぜ今にいたるまで受け継がれてきたのか、これから先に継承していくためにどうすればよいか、子どもたちに考えてもらいました。

 

実施報告

味噌・おばくづくり

令和6年2月11日(日)

 本日は、味噌とおばくづくりを開催しました。小菅村では貴重なたんぱく源として、また、育てるのが比較的簡単なことから大豆が昔から作られています。その大豆を使い、雑菌が繁殖しにくいこの時期に味噌を作るのが小菅村では一般的みたいです。村のおばあちゃんに作り方を教わりながら楽しく作れました。お昼は昔お米の代わりに食べられていたおばくを食べたり小菅村の食文化を学んでもらいました。しかし、味噌を作れる人が少なくなってきたり、大豆を生産する人が少なくなってきたりと課題も多く、自分で味噌を作ることでより理解を深めてもらいました。

 

 

冬の源流散策

令和6年2月3日(土)

 本日は、いつもは夏に実施している源流体験と比較してみようということで真冬の源流散策を開催しました。夏は緑が生い茂っている源流域ですが、冬は葉も枯れてまったく違った景色でした。夏には17℃ぐらいあった水温も冬には2.8℃と冷たく、魚たちの動きが鈍かったりとやはり源流域は寒いと感じました。
 その後は源流域の養魚場や下水処理施設に見学へ行き、源流域に住む人たちの責任や川を大事にする必要性を学びました。

 

 

きおび体験

令和6年1月11日(木)

 本日は、小菅村の特産品である「きおび」を体験してもらいました。講師の先生にきおびをやり始めた話や後継者不足などの課題を聞いた後、実際に小菅村の木から取れたきおびを使って、木の香りや木の温もりを楽しみながら感じてもらいました。きおびは樹齢100年以上の木からしか取れないことから森林保全の大切さなどを学んでもらいました。

 

 

野生動物調査

令和5年12月 6日(水)

    12月 8日(金)

    12月11日(月)

    12月20日(水)

令和6年1月11日(木)

本日から複数回にかけて小菅村の野生動物調査を行いました。小菅村だけではなく野生動物による獣害は全国的な問題です。今回、自分たちでセンサーカメラを設置し、野生動物の実態を調査してもらいました。設置→回収→観察→反省→再設置を繰り返すことで、自主的に課題解決に取り組むことができました。最初は木の影が映ってしまったり、何も映らなかったりしていましたが、講師の方や大学生に聞きながら最終的には鹿、アナグマ、リス、タヌキなどの野生動物を観察することができました。

 

 

 

総合イベント(ヒトトキ)

令和5年12月23日(土)

 本日は、竹林整備やウッドキャンドルづくり、キッチンカーや養魚場ツアーなどの総合イベント(ヒトトキ)を開催いたしました。中学校裏の竹藪を整備したり、その竹を竹炭にしたり、村内の木を使ったキャンドルづくりや小菅村社会福祉協議会が取り組んでいるキッチンカーについて見学しました。いろんな体験を通じて見えた課題について自分たちで考えてもらうきっかけになりました。

 

  

 

冬の星空観察

令和5年12月15日(金)

 本日は、小菅人を育む会主催で冬の星空観察を行いました。直前まで雨や強風などで開催が危ぶまれましたが、なんとか無事に開催することができました。株式会社ビクセンの協力により、星座早見表や天体望遠鏡を使って自分で星座を見ることができとても満足した様子でした。また、この小菅村の空を守っていくために自分たちで何ができるのかを考えてもらいました。

 

 

そばづくり体験

令和5年12月10日(日)

 本日は、小菅村の特産品であるそばづくりを体験してもらいました。小菅村で収穫したそば粉を使って村民の方に教わりながら小菅村の伝統の味を知ってもらいました。中には太目の麺になってしまったグループもありましたが楽しんでもらいました。そばを生産している人が少なくなってきたり、そばを打てる人が少なくなってきたりしていますが、小菅村の食文化を大切にしてもらい、今後の農業課題について学んでもらいました。

  

 

小菅村の資源を理解しSDGsを学ぶ

令和5年12月9日(土)

 本日は、カードゲーム「2030 SDGs」を通じて、小菅村の地域資源等をより身近に捉えてもらうプログラムを行いました。カードゲームを使うため、子ども達も気軽に楽しく参加してもらいました。他人事ではなく自分が社会に対して関与できることを学んでもらい、ひとりひとりの行動が社会を動かしていくことを学んでもらいました。

 

 

 

落ち葉たい肥づくり体験

令和5年11月22日(水)

 本日は秋の風物詩である落ち葉を使ってたい肥化させる体験をしてもらいました。落ち葉はたい肥化させたり、畑に撒いたりと小菅村の農業ととても密接しています。しかし、近年農業従事者の高齢化などにより落ち葉が放置されてきているなどの課題があります。実際に落ち葉を拾い触ってもらい、微生物の住処になることや保温効果になるなど落ち葉の大切さを学びつつ、道路にある落ち葉が拾われないと排水溝に詰まってしまったり車の事故などにつながってしまうことを学びました。

 

 

 

フォレストアドベンチャーこすげ体験・マウンテンバイク体験

令和5年11月13日(月)・11月20日(月)

 本日は小菅村で体験できるフォレストアドベンチャー・こすげとマウンテンバイク体験を行いました。小菅村には村内の森を活用したアクティビティのフォレストアドベンチャーと森を走るマウンテンバイクプログラムがあり、自然の中を楽しんでもらいました。また、小菅村の資源を使った話やなぜ小菅村でこのプログラムがあるのかを聞き、体験を通じて小菅村への愛着と小菅村が抱える森の課題などについて理解を深めてもらいました。

 

 

 

小豆の脱穀と唐箕体験

令和5年11月11日(土)

 本日は小菅小学校で毎年行われている「すげのこまつり」に出店しました。今回は小菅村で収穫した小豆の脱穀と唐箕体験ということで、昔から小菅村で使用されている道具を使って小豆を叩いてみたり、唐箕(とうみ)と呼ばれる不純物を風の力で取り除く道具を体験してもらいました。初めて脱穀や唐箕を使う子ども達が多く、昔からの道具を体験してもらい、農業への関心をもってもらいつつ生産数の減少など課題についても学んでもらいました。

  

 

 

この度、小菅村から「令和のやまなし教育活動モデル推進事業」の業務委託務を受け、地域活性化を目指した探究型学習により、課題解決能力の育成を目指した教育事業を実施しました。

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