村の方から譲り受けた「こすげキュウリ」と白いトウモロコシ「ウマノハ」、小菅のジャガイモ「フジシュ」そして、インゲンの「ヒョットジュウロク」。
いまは、種苗店や専門店が作り易くて、病気にならないようにいろんな品種を作って販売していますが、村の中では販売されている種の他にも代々受け継がれてきた種を毎年栽培し、自家採取しているものが少品種ですがあります。在来種や固定種と呼ばれているものです。
こすげキュウリの種を撒いて、早速フタバが出てきています。
中には、生育の悪そうなものや茎が貧弱なものもあるので、選んで畑に植えたいと思います。
通常皆さんが食べているキュウリは、長くて緑が濃いものが多いと思いますが、この小菅キュウリは、短くて太い緑が薄い品種です。他のキュウリに比べ水分が多く、夏の暑い時期には最高に美味しいキュウリです。これから植えて7月上旬から、収穫予定となっています。
収穫したらNPOオンラインストアに出品してみます。もちろん、無農薬、無化学肥料です。
馬の歯、ひょっとじゅうろく
これから種を撒く在来品種は、「ウマノハ」と呼ばれている白いトウモロコシです。
トウモロコシは「黄色で甘い」というのが一般的なイメージですが、小菅村で栽培されていたウマノハというトウモロコシは、黄色のモロコシより甘みが少なく昔ながらの味ということで村のお年寄りには人気があります。従来のトウモロコシの「甘い!」という常識を覆す逸品です。
甘くなくちゃトウモロコシじゃないと思っている方には、物足りない作物ですが、昔ながらのトウモロコシをぜひ味わってみてください。
【収穫予定:8月中旬】
「ひょっとじゅうろく」は、村で夏に採れるインゲンのことで「ひょっと」とは小菅村では、ホオジロという野鳥の地域名です。なぜインゲンにそのホオジロの名前が付いたかというと、インゲンの豆の模様とホオジロの卵の模様が似ているから。
そして、なぜ「じゅうろく」なのか???
この「じゅうろく問題」については諸説あり、「16個豆ができる」とか「16センチ」だとか・・・
いまだに解明されていません。
そして、村のインゲンには模様のある「ひょっとじゅうろく」の他に、模様の無い真っ白な「ひょっと」も存在します!
真っ白なのに「ひょっと」
謎です。