今回も小菅小学校の先生方にインタビューをしながら,小菅小学校と地域や教育委員会との関わり、そして小菅の子どもたちについてお伝えします。
地域との密着した学校教育
小菅村では「子は宝」という言葉が村民共通認識です。子どもたちは、日頃より村の人たちから愛されており、多くの村の人たちが子ども達のことを知っています。
学校教育への理解や関心が強く、ゲストティーチャーとして学校来ていただける方が多くいるそうです。お年寄りから昔の小菅の話、観光関係で勤務の方には小菅の特産物や観光名所について、その他地域おこし協力隊や移住してきた方が、それぞれの分野での特技などを生かしたことを、学校教育で支援してもらっているそうです。
学校だけで子どもたちを教育するのではなく、家庭と学校、そして地域が子どもたちの成長のために連携している小菅スタイルはこれからも重宝されていくと思います。
小菅村教育委員会の対応
小菅小学校と小菅村教育委員会(小菅村役場)は学校敷地からの距離1mであり、隣接しています。そのため先生方と教育委員会の交流が頻繁に行え、学校と行政との連携が上手く取れているそうです。
具体的には、子どもたちの学習支援として急な要望であっても、すぐに教育委員会と審議でき、教育環設備などの諸問題には速やかに対応してもらっているとのことです。
小菅村では村の教育予算で入学祝い金や子ども達の学習教材や漢検や英検受験料負担や、修学旅行(小学校:鎌倉・東京方面、中学校:オーストラリア)の大部分を負担しています。保護者から絶賛の声もよく聞かれるそうです。教育予算などの詳細について詳しくは小菅村ホームページをご覧下さい。
子ども達の実態
家庭・地域・学校で大切に見守られながら育まれている子どもたちは本当に素直に育っているようにみえます。村の人とはほとんどが顔見知りであり、しっかりと挨拶ができ、子どもたちによって村を明るくしているように感じます。
学校では少人数だからこそ、みんなの前で話したり、代表をしたりすることが多く、学年が上がるにつれ、協調性がとれるリーダー的存在に成長しているそうです。休み時間には1年生から6年生みんなで遊ぶ姿も見られ、高学年が低学年のために気をつかったり、遊びのルールを子どもたち自身で作ったりしているそうです。男女年齢関係なくコミュニケーションをとる能力は将来的にも役に立つと思います。
村長や教育長のリーダーシップによる、移住者受け入れの熱意は学校現場にも伝わり、今では子どもたちの立ち振る舞いにも影響が出ているそうです。急遽学校見学者が来ても、子ども達は大喜びし、来校してくれたご家族には、先生方と子どもたちが一丸となっておもてなししているそうです。
子どもたちは来校してくれた友達に対してもすぐに遊びを紹介し仲良くなったこともあり、それが決めての一つで移住を決断されたご家族もあるとのことです。
以上で小菅村の教育(小学校)の紹介は終わりますが、学校見学を希望する方は小菅村教育委員会にご連絡いただければと思います。
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■小菅小学校ブログ
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