地域づくりインターンの会 全体報告会2018

地域づくりインターンの会 全体報告会2018

地域づくりインターンの会

2018年11月17日(土)東京日本橋で地域づくりインターンの会の全体報告会が開催されました。地域づくりインターンの会は「地域と学生をむすぶきっかけづくりの場」として2000年に開始されたインターンシップで、今回で19回目の開催となりました。


2018年6月の派遣地決定会の集合写真(提供:地域づくりインターンの会事務局)

小菅村は2000年の初回から受け入れ側地域として参加していて、僕自身は2015年に移住してすぐに担当となり今年で4回目となりました。

地域づくりの「ち」の字も知らなかった1年目のときは、小菅村の先輩だけでなく、他の地域の担当者の皆さんにも「地域のこと」「学生の受け入れのこと」など色々教えてもらったりと、僕にとっても「地域を知る」きっかけになった会でもありました。

そんな僕も担当になって4年が経つと、他の地域では担当者が新しくなったり、協力隊1年目の方が担当になっていたりと、その方々から相談を受けるようになるもんだから、「地域づくりインターンの会」には長年お世話になってるいるなとしみじみ感じています。


2015年


2016年


2017年


2018年

毎回全体報告会での楽しみとはいえば、学生事務局・地域担当者、そして夏のインターンを終え一皮むけた派遣生たちに再開できること。1年を通して、インターン生を決める派遣地決定会(6月)と今回の全体報告会(12月)の年に2回だけしか、お会いしないのですが、「今年の学生はこうだった」とか「うちはこういうインターンシップをしました」など、夏の思い出を自慢し合う場が楽しみの一つでもありました。

20周年記念講演

この先20年を生きる、企業戦士から地域戦士へ

今年の報告会では、それぞれの地域の派遣生による報告だけでなく、地域づくりインターンの会初期のOBで、森林再生・地域再生コンサルト、㈱古川ちいきの総合研究所代表である「古川大輔」さんによる特別講演が行われました。


古川大輔さんによる講演(写真提供:地域づくりインターンの会事務局)

僕が小菅村を知る前に読んでいた「森ではたらく!27人の27の仕事」の編著が古川大輔さんなので、「本の人が来た!」と驚きと楽しみで講演を受ける前からワクワクでした。


ここにのってる2人の方と出会いました。

古川さんの講演で特に印象に残った話は、

「みんな非日常に憧れている」という話題です。

都会の人は非日常である「田舎」に憧れるが、実際に「田舎」に住めば、今度は「田舎」が「日常になる」。そうなったらどうか・・・?という問いに

僕は地方出身者なので、学生時代は何でもある東京に憧れていたし

社会人になってからは、「山にいったり」「湖にいったり」と田舎・自然に癒されていたし

今は非日常であった山間地域で暮らしているので、時たま「夜が明るい東京」が恋しくなったりと、古川さんの言葉にめちゃくちゃ頷く場面がありました。

そんな学生にとっては「非日常」の地域で暮らす僕たちは、田舎の日常を伝えつつ、学生さんに価値観の幅を広げてあげるサポートができたらと思いました。

地域担当者としても、共感できるし、考えさせられるすごく勉強になった講演でした。

来年、地域づくりインターンの会は20周年を迎えます。
どんな会になっているのか今から楽しみです。

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