平成29年4月1日(土)
皆様のお力添えにより、初めての企画、「小菅村 春の馬耕体験」を実施することができました。
今回のイベントを担当させていただいた福本です。
個人的に小菅村で馬を飼うことを目標としているので、今回のイベントは特に楽しみにしていました。
ご報告が遅くなってしまいましたが、ブログで皆さんに様子をお伝えしたいと思います。
3月31日金曜日、イベント前日から、都留環境フォーラムより
担当の岩田さん、新津さん、そして馬のコータローに、小菅村にお越しいただき、
下見、打ち合わせ、そして悪天候の場合のスケジュールなどを
入念に行いました。
都留環境フォーラムの岩田さん、新津さん、馬のコータロー!
そして当イベント発案者のスタッフ石坂、ボランティアの学生スタッフたち(農大)も交えて会場の下見の様子!
(馬に畑をかしてくださった舩木さん、宿泊させてくださった山水館さん、ありがとうございました!)
4月1日土曜日
当日の朝、
もっさり雪景色の小菅村。
(馬運車が寒さで故障し、小菅村の修理工の方に助けていただくというハプニングも!!)
朝から期待と不安でドキドキしていました・・・
この閑散とした会場!
がら~ん・・・
道の駅も雪が深々と降っていて・・・
準備している間、傍にいたセキレイさんも寒そうで・・・
今日の主役:コータローくんも
「雪だけど、みんな来てくれるかなぁ?」
「むふー」↑鼻
という感じの
この天候なので、
きっと参加者さんたちには開催するのか中止なのかわからないと思い
役場で村内放送をお願いしました!
すると、開始時間の10時には・・
たくさんの参加者さんたちが
この寒いなか!!
集まってくださいました!
「雪も止んだし、よかったね~、むしゃむしゃ」
そして岩田さんの講演に集まってくださった参加者さんたちは
なんと、40名以上!
講演場所の目の前につないでいたコータローと少しふれあう時間をつくり
10時20分に講演を開始!
今回ご協力いただいた、都留環境フォーラムの岩田さん
「馬とは/馬と働くこと「馬耕」「馬搬」/馬のいる生活」
実際に都留環境フォーラムでやってきたこと、
コータローのことなどを教えていただきました!
コータローは北海道生まれの5歳で、人間の年齢にすると20歳だそうです。
畑で一緒に働くための訓練で、後ろから大きな音がしても驚かないようにするため
タイヤや丸太を引いてトレーニングしたそうです!
(そのタイヤや丸太のうえに子供たちが乗ってコータローを見守る写真が可愛らしかった!)
都留環境フォーラムでは馬のコータローのほかに、犬、羊、ヤギ、鶏30羽が一緒に暮らしているそうで
お山に放しておくと雑草や笹などを食べてくれるので
草刈り、山の開拓、そして
獣害対策にもなるそうです!
小菅村のように、山に囲まれ、畑仕事も生活の中心となり、動植物と共に生きる地域にとって
岩田さんが仰るような、馬と一緒に「生態系のなかで暮らす」ことができたら
素敵ですね!
小菅村にも牛や馬がいて、一緒に働いていた時代があったそうで
参加者さんたちから貴重なお話を聞かせてもらったり、
立ち上がっての移動式○×クイズなど、
馬について学びました!
子どもの頃、小菅村で馬や牛がいた世代の方々は
「牛でよく炭を運んだんだよ」
「子供のころに家に牛や馬がいて
学校の合間に、草を刈るのが日課で、
遊んでいるとよく怒られたなぁ~笑」
「○○さん家にも馬がいたなぁ~」
「最後まで飼ってたのは○○さん家だったな」
などなど、当時のことを語ってくださいました。
まだまだ面白いお話があるようなので、
後日、ゆっくり教えていただきたいと思います!
実は長作地区で昔、馬で炭を運んだり、軍馬を扱ったりしていた守重さん(92歳!)から
福本は以前、その当時の馬の鞍を頂いていたので紹介させていただきました。
小菅村にも馬具が残っていた!
そして、ふれあいタイム!
「馬飼いたいなぁ」という声もちらほら!
(馬の良さが伝わって、福本は心の中でガッツポーズをしていました)
そして順番に、鞍もなにもつけていない状態の「裸馬」にまたがってみた!
「月曜から馬で出勤」とエイプリルフールのSNS投稿をしてくれたお兄さん!
たくさんの方々とふれあい、
ちょうどお昼になったのでいったん解散~
かなり寒かったので、参加者さんたちが、また戻ってきてくれるのか心配しながら
午後の部は小菅の湯の周りで乗馬体験と馬耕体験!
・・・【後編】につづく。