除雪が進む村

除雪が進む村

1月17日夜から18日にかけて、都内でも多くの雪が降り交通機関や多くの人たちの足を困らせておりましたが、小菅村でも40㎝ほどの雪がドカッと降り一晩で白銀の村へと変貌しました。
一晩でこれだけの雪が降るのは、一昨年の関東大雪の時ぐらいで、村でも珍しいことです。

大雪の時の村は?

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大雪の時の村内では、都内で起こる様な電車の遅延(そもそも電車が通ってない!)や渋滞などの交通障害がおこる事はないのですが、道路の除雪が追い付かず、除雪の障害になる一般車の通行をなるべく避けるため無用な外出をしないように村内放送が流れたり、学校が休校になったり、登校時間を遅らせたりの処置がとられています。

大人たちの場合は、各職場の判断となりますが、私たちの場合は事務局長との判断の下、自宅近所の除雪や職場の除雪を行っています。

しかし、村内の除雪能力は周辺市町村に比べとても高く、1日目には道路上に雪は多少ある状態ですが、道路は開通し、2日目には道路上に雪は無くなり通常に村民は活動できるほどに改善されます。

これは、村内の土木関係の会社が地区ごとに除雪担当があり、大雪時には夜から除雪を開始したり、早朝から作業を始めてくれるためです。そのため、村の道路状況は改善されているのに、東京方面に行くと以外に雪があったりすることもしばしばです。

地区の高齢者単身世帯を回る

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私たちにとっても重労働な除雪作業ですが、高齢の方々はより大変な作業となります。なので、自分たちの住んでいる地区で、単身の高齢者の方々の玄関から主要道路までの一本道を作る除雪作業を行いました。

除雪を行い一本道が通ると、住民の方からは「本当に助かったよ!2・3日待って雪が少し低くなるまで家に籠っていようかと思ってたんだよ」「ありがとうね。ありがとね。これ持って行って。」と感謝の言葉とお菓子と大概栄養ドリンク1本を渡されます。

この日は半日で4本くらい栄養ドリンクを貰いました。

いつ起こるか分からないから

除雪ホース

高齢者の方の生活道を確保することも、その人にとってはとても大切なことですが、地域住民にとっては「消火栓」をいつでも機能させられる状態にすることも、非常時対策としては必須なことです。
一昨年の大雪時には、埋もれて探索することがとても大変だった経験から、今回は消火栓とホースなどを収めている「収納庫」の除雪も行いました。

やれる人がやる(自助・公助・共助)

除雪道2

今回の様な除雪作業では、本当に多くの人たちが関わって通常通りの村へ回復するために作業をおこなっていました。

まずは自分たちで出来る範囲の除雪を行い、となり近所の方々と生活道の確保、主要道路に関してはプロの方々が作業をし、そのサポートを役場がする。
だれが今、何をすることが一番大切なのか、誰のために行うのか、いま自分なら何ができるのか、長年積み重ねた経験から雪に強い村になっているのだと感じました。

私たちの様に、若い人が少ない地域では、「若者の力」はこうゆう所でも発揮して、少しでも村で安心して楽しく暮らしを村の人たちと作っていきたいと思っています。

おまけ ~村に移住した時に必要な除雪道具~

除雪スコップ

・除雪用スコップ(必須!)
・角スコップ (氷になりかけた雪や、路面に付着した氷を除去)
・スノーダンプ(あれば一度に多くの雪を除去できる)
・サングラス(雪の反射を防御)
・保温性の高い長靴

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