浦安の天ぷら屋で小菅村の野菜が食べられる!
千葉県浦安市にある本格派天ぷら屋「天悟」さんでは、山梨県小菅村で伸び伸び育った野菜を使った天ぷらを提供している。全国でもここだけ!ここだけが、小菅村の野菜を使った天ぷらを食べることができるのだ。
小菅バル
遡ること約半年前、千葉県は浦安市で【浦安バル】というイベントが行われた。
浦安バルとは浦安全体をそのスペインのバル街に見立てて、浦安のまだ行ったことのないお店や、一度行ってみたかったお店に、そして浦安に点在するリゾートホテルなどを、徒歩やバスを使って徹底的に「ハシゴする!」というスタイルのイベントである。
そんな浦安バルが開催されていた中、東西線浦安駅から徒歩10分程にある本格派天ぷら屋【天悟】さんでは独自のイベントが開催された。その名も【小菅バル】
この小菅バルという山梨県小菅村の野菜を使った天ぷらメニューでは、ヒマラヤヒラタケ、ひょっと十六、春菊の三種の天ぷらを提供した。
小菅村広報担当として私、中村が小菅村のPRを含めお手伝いさせて頂くことに。
大学時代4年間通った浦安に凱旋、懐かしさを覚えつつ青春時代を過ごした浦安で今住んでいる小菅村のPRができることに気合いが入る。
浦安市にある大学を卒業してからあれから8年。当時は小菅村を知ることも、そんな知らない村に移住するなんて思ってもいなかった。そして2015年5月に小菅村に移住し、青春時代を過ごした千葉県浦安市で小菅村の野菜を使ってくれている天ぷら屋さんに出会うなんて、奇跡だ!
味見してみた
うまい!!単純にうまい。「山菜の宝石箱や」とかそんな言葉がいらないほど。
捻った言葉が出てこないほど、単純に旨い。シンプル is ベストとはこれの事だ。
「素材の味をそのまま感じ欲しい」という店主。塩をつけるだけの食べ方で素材の味が口に広がる。んー旨い。キノコでこんな感動したのは初めてかも。恐るべしヒラヤマヒラタケ。
呼び込みをする
小菅村に来る前は大手衣料販売店でショップ店員をしていた私、中村。
七年間の接客業で培った呼び込みでお客様を引き寄せる。
お客様は気になったことじゃないと大抵聞き流してしまう。お客様の関心があるキーワードは人それぞれなので色んなキーワードを出して呼び込みをしてみることにした。
限定で呼び込む
「小菅村の野菜を使った天ぷらはここだけ!」
限定という言葉に人は弱い。ここでしか食えないものだったり、数量限定の商品だったり、季節物だったりするものを買いに店頭に並んだという経験があるという人は少なくないと思う。だってここを逃したら手に入らないかもしれないから。
珍しさで呼ぶ
カウンターで一品ずつ提供する本格の天ぷら屋です。
天悟さんの名刺にも書いてあるこのキャッチコピー。亭主もこのワードを売りにお客さんを呼んでいるという。
先ほども述べたようにお客さんは関心のあることや興味のひくことが無ければ耳を傾けてはくれない。ここは珍しさで勝負だ!と呼び込む。
リーズナブルで本格天ぷら
「若い方からご年配の方、多くの方に美味しい天ぷらを食べてもらいたい」と大将は言う。誰でも気軽に本格天ぷらを食べることができるのも魅了の一つだ!
小菅村のPRをする
お客様が天ぷらを食べる中、小菅村のパンフを見せて村の案内をする。
案内に興味をもちつつ、「天ぷら美味しい」という表情を何度もする。
自分が旅する時にもそうだが、美味しい物が食べられた旅は最高に良い思い出になる。
なので、お客様が小菅の食材を美味しいと思ってもらえたことはPR活動成功なんなのだと思う。
感想を聞いてみました
ヒマラヤヒラタケはキノコの甘味さが出ています!という感じでめちゃくちゃ美味しかった。赤いジャガイモは珍しく面白かったし、春菊も苦味がなくサクサク食べられた。
都内近郊で小菅村のことを感じる事ができて楽しい時間だった。(30歳女性)
お店の方が気さくに話しかけてくれて小菅村の事を知ることができた。
春菊は好んで食べようとは思わなかったが、天ぷらはまったくクセがなくて、春菊の苦味が苦手な人でも食べられるのではないかと思った。
やっぱり美味しい物を食べることは皆好きだと思うので、「食」から小菅村の事を知ってもらおうという小菅バルみたいなイベントは村おこしには最適だと思う。(29歳男性)
おもてなし終了
22時閉店。
久しぶりの接客を経験して、日本のおもてなしを再確認した。
目配り 気配り 心配り
これは私が7年間いた大手衣料販売店の会社でもモットーにしていた言葉。温かく迎え、注文をしそうなお客様が手を挙げる前に伺う。箸の置き方にしろ、配膳の仕方にしろお客様が心地よいように動く。飲食業はあまり経験がなかったのでドタバタしてしまったけれど、「今度小菅村行くよ!」と言ってくれるお客様が多くてホットした。
今度は従業員ではなくお客様として行きたい。やっぱり自分は食べる専門だな。