地域おこし協力隊の中村です。
小菅村に移住してもう少しで1年半になります。
自然の暮らしにも少しづつ慣れ来た
9月5日~9月7日の3日間、都内の大学に通う学生が
「地域おこし協力隊」を卒業論文テーマにして、協力隊インタビューに村を訪れました。
国士舘大学の宮野涼太君
協力隊のコミュニティー
調査に同行していく中で、中村自身が興味があったのは、村民との関わり方。
村民と地域おこし協力隊の関わり方は隊員によってそれぞれで、様々なコミュニティーがあった。
・おばあちゃんおじいちゃんといった高齢者とお茶のみや夕飯を食べる隊員
・同じ職場の村民とコミュニケーションをとり現場を盛り上げる隊員
・自分の住んでいる地区の方達と仲良くする隊員
・運動や村民の部活動でコミュニティーをつくる隊員などなど
隊員によって村民との関わりは様々だった。
都会から来て、小さなコミュニティーに入るのは難しいと思われる中、小菅村は僕が感じる中では自然に受け入れてくれるとの印象でした。
会社にしろ、自治体にしろ、不安や不満はあるとは思うのだが、
多くの隊員は「人がいい」という。
初めて会った人でもすぐに声をかけてくれる村民がたくさんいる
それは、10年を迎える東京農業大学の人材育成プロジェクト「多摩川源流大学」の活動や、第一期の(僕からしたらレジェンド)の協力隊の先輩が「協力隊」という名前を売り、村民の方達に「地域おこし協力隊」のという制度を伝えて行ったおかげでもあるのではないか。
そんなレジェンドの先輩のインタビューで刺さった言葉がある。
「所属先に入ったというより、俺らは小菅村に入った」「もっと村の人と関わらなきゃダメだ!」という言葉に第4期の中村はなんだか縮こまった感じになった。
レジェンドたちが道を開いてくれたから、先輩移住者の方々が土台を作ってくれたから僕たち協力隊という「新参者」が来てもよそ者扱いせずに自然に迎えてくれたのだと思う。
村民との関わり方
関わり方に対しての協力隊の意見は
・先手挨拶
・敬意を忘れない
・地域行事は必ず参加する
・色んなとこに顔を出す。
・コミュニティーに属する。
といったことがそれぞれの隊員から意見が出た。
先手挨拶
勇気を出してこの二人に声を掛けなかったら、確実に中村はこすげにいない。
僕が以前働いていた接客業で言われてきた言葉。
新人でも、ベテランでも「先手挨拶を心がけよ」と言われていた。
挨拶を積極的にすることで、話のきっかけにもなるし、お互い気持ちくなる。
話すきっかけ・顔を知ってもらえるきっかけを作るのだ。
敬意を忘れない
やらせてもらっているという気持ちが大事。モチベーションも違ってくる
「初心を忘れるべからす」の言葉を頭において、何事にもやらせてもらっている。参加させてもらっているのだ。と「~させてもらっている」という感謝の気持ちを忘れないことが大事なのではないかと思う。
接客業で学んだ、ゴマをするわけではなく、今いる状況・環境に感謝することを意識することで自然と笑顔がでるだと思う。
「やってあげている」という気持ちじゃ、自分も楽しくないし、相手も不快にさせてしまうからね。
地域行事は参加する
三ケ村の獅子舞。協力隊や移住者も踊っています。
小さい村だからこそ、行事ごとに人がいることが助かるし、盛り上がる。
まつりなどの行事ごとに参加することにより、同じ時間・同じ文化を共有することで心の距離が縮まるのではないか。また、他の地区の行事に顔を出すことによって幅広く顔がいきわたるし、自分も相手もお互い知ってもらえるきっかになる。
「同じ釜の飯」を食べて、その瞬間を共感したい。
まだまだ認知不足の中、自分を知ってもらうのはやはり最初は、いろんなことに顔を出すことなのかと思う。
僕が働いていた大手衣料量販店では、50人くらい従業員がいる中、週何回もバイトに入ってくれた学生の方が印象に残るし、可愛がったりもする。
都会にいても、田舎にいても人との繋がりは大事にしていきたいし、大切なことだと思う。
任期が終わる残り1年半、印象に残るように行事やイベントに積極的に参加していきたいと思う。